カポエイラの教室は、週に2回、エマウスのレストランの一角を使って行います。
毎回、朝食で使った机とイスを片付けて、床をほうきで掃除してから始めます。 |
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カポエイラは、ブラジルの伝統武術で、アフリカからブラジルへ連行された、黒人奴隷とその子孫達によって、伝えられたものです。このワークショップではカポエイラ・アンゴラという伝統的なカポエイラを教えています。
家庭内や路上で様々な問題を抱え、ときに暴力的な光景を目にすることもある子どもたちには、格闘技としての攻撃的イメージよりも、遊び・ゲーム・かけひき・ダンス・音楽の要素を重視しながら教えています。まずは、カポエイラを好きになり、友達と一緒にカポエイラの授業を楽しむことが大切です。 |
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授業中はCD等を使わず、先生と子ども達が楽器を演奏し、その音に合わせて別の子ども達が動きの練習をします。みんな楽器が大好きで、時々とりあいになる程です。 |
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カポエイラは、教育的な側面を持っています。カポエイラを学ぶことで、先生や仲間への尊敬・礼儀、グループでの行動、健康的な生活習慣、自然との調和、ブラジルの黒人文化と、ルーツであるアフリカの文化への理解、社会に対する意識など、様々なことを学ぶことができます。
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時々、丸くなって話をします。カポエイラの歴史や歌と一緒に、大きい子が小さい子の世話をしなくてはいけないことや、楽器を大切にすることなどを話します。子ども達の日常生活の様子を聞くこともあります。 |
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みんな逆立ちが大好きです。 |
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発表がある時は、みんなの前でゲームをしてみせます。楽器も歌も、自分たちで演奏します。 |
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動きや音楽、カポエイラについてだけでなく、元気に強い子に育つように、野菜をたくさん食べることや、タバコは吸わないことなども教えます。授業の最後にこの話をすると、みんなよく聞いています。 |
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今日もエマウスのレストランから、子ども達の元気な歌声が聞こえてきそうです。
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