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小さな子どもたちの共和国(レプブリカ)
レプブリカは、路上生活の経験のある子どもたちにこれまでとは違った時間の過ごし方を提供する場所です。活動は大きく分けて6つあり、それらを通じて子どもたちは自分の人間としての権利や生きていく上で必要な知恵を身につけていきます。友達と力を合わせたり、時には反発し、思い切りぶつかる中で、人に対する思いやりと自分を大切にする心を育てていきます。
レプブリカは午前か午後、子どもたちが学校に通っていない時間帯に通えるコミュニティの学校のような存在です。日本でいえば、学童保育と子ども会が一緒になった感じでしょうか。レプブリカの活動に参加するには公立の学校に通うことが条件となっています。活動がもっとも盛んだった(それだけ子どもたちの状況が厳しかった)頃に比べると、政府の社会政策やストリートチルドレンを支援する団体が増えてきたこともあり、現在は近隣の貧しい子どもたちも一緒に活動しています。
レプブリカに通う子どもたちにとって一番大切な時間は、みんなで過ごすランチタイムです。50人は入れる食堂があり、エマウスの設立当初の呼び名で「レストラン」と呼ばれています。子どもたちはここで毎日、白いご飯とフェイジョアン豆の煮物、お肉や野菜の煮物を無料で食べることができます。レストランは、自分の家で満足におなかを満たすことができない子どもたちにとって貴重な場所となっています。路上生活を経験した子どもたちのプロジェクト(República do pequeno vendedor) サン・ジョアン祭のひとコマより |
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