浸水被害

ニュースでエマウスのある地域が大雨で浸水している映像を見ていたのでもしかして…と思って行ってみたらやっぱり大変なことになっていた。浸水のため今日はお休み。ルシアに掃除と片づけを手伝って!と言われ、洗剤などを抱えてアルチへ行ってみると1人の女の子が来ていた。今日が休みだという連絡が行かなかったという。家に電話のない子も多く、連絡と言っても口伝えなのでこういうことも起こる。その子はバスで1時間以上かかるところに住んでおり、午後から学校もあるので家に戻るのはイヤだと言って昼までいることになった。
エマウスの目の前はドブ川が流れていて、年に一度位は大雨のために溢れ出すという。今年は50cm以上床上水浸水したが、ルシアによると年々浸水被害はひどくなっているらしい。熱帯雨林破壊もその大きな原因になっているようだ。人形や書類の置いてある棚は2段目まで水に浸かり、ぐっしょり濡れていた。濡れたものを拾い、干すべきものは外へ並べる。その後水を流して洗剤を振りまき、モップでゴシゴシやって水で流し、最後に消毒液をまく。かなり汚い水に浸かったので病気などが出ないようにするためだ。その調子でオフィス、トイレ、裁縫の部屋へと進む。久々の肉体労働にヘトヘトになってお昼休憩。
午後になるとまた何人か女の子がやって来て手伝ってくれた。やっぱり人手が多い方がはかどる。何とかメドがついて4時頃終了。「今日はいてくれて助かったわ」とルシアに言われた。2人の子とバス停まで一緒。今日はおやつもないしかわいそうだなぁと思ってたまたま持ってた日本の飴をあげたら「美味しい!」と喜んでた。1人の子は2個入り飴のうち1つだけ口に入れ、もう1つはお母さんにあげるんだと言って大事にしまっていた。

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