Festa de Natal(クリスマス会)

国民の大多数がカトリックのブラジルではクリスマスはとても大事なイベント。エマウスでもずいぶん前から校舎を飾りつけて気分を盛り上げていた。今日はアルチもヘプブリカも一緒にクリスマスをお祝いする会が開かれた。朝から子どもたちやその家族が続々と集まり、スタッフは催し物の用意やランチの準備でおおわらわ。最初にイスを大きな輪に並べて座り、1人の先生が聖書を読み上げ、みんなでお祈りを捧げて賛美歌を歌った。続いてアルチや他のグループの代表者が今年1年の活動について発表し、その成果を披露。今日はクリスマス会と共に2005年度の修了式でもあるのだ。その後、おなじみのエマウス楽団の演奏が始まり、頭にボールをはさんで踊るゲームやいろいろなレクリエーションが行なわれ、子どもたちは大喜びで参加していた。

ランチはチキンサラダライスにジュースで、食後にはお待ちかねのプレゼント。スタッフの1人がサンタに扮し、みんなにプレゼントを配っていった。これは前々からいろんな企業などに依頼して寄付してもらった品々だという。ルシアに聞いた話では、幼い子や10代の女の子向けのプレゼントはわりと簡単だけれど(おもちゃや手帖など)、難しいのは10代の男の子へのプレゼントだと言っていた。子どもたちは包みを開き、もらったおもちゃや人形などを自慢げに見せ合っていた。中には受け取ったプレゼントに満足できず、スタッフに品物を交換してもらっている子もいた。こうやって自分の希望や不満をはっきり主張するところはブラジル人だなぁと感心してしまった。そうして最後にはみんな笑顔でお開きになった。

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