日本料理で修了&送別会

今日はアルチの今年最後の日。そして私も冬休み中に帰国するため、みんなに会えるのは最後なので修了会と兼ねて送別会を開いてくれた。朝着いてみると入口には色とりどりの風船が飾られ、中にはきれいなクロスを敷いたテーブルが用意されていた。今日は前から希望が出されていた日本料理教室も開催。女の子たち全員というわけにはいかないので、代表の3人とルシアとシウビアとで作ることになった。メニューは酢豚ならぬ酢鶏。さっそく材料切り始めたけれど、約20人分の料理というのはなかなか大変。鶏肉も丸ごと2羽分。野菜の切り方を教え、しょうゆや酒、ごま油などの調味料についての説明をし、火加減を見、味見をし…とてんてこ舞いだったけど何とかうまくできてきた。隣のコンロでは磯辺焼も作った。本当は目の前で焼きながら食べたかったけどアルチにコンロを運べなかったので仕方がない。黒い紙のような海苔を見て、女の子たちは「何これ~!」と叫んでいた。

完成した料理を巨大な器に入れてアルチに運ぶと、みんなお腹をすかして待ちくたびれていた。家で作ってきた三色おにぎりも出し、シウビアお手製のタピオカプリンや女の子たち持ち寄りのお菓子やパン、ジュースも並んで会が始まった。いきなり最初に女の子たちが1列にずらーっと並び、私は目の前の椅子に座らされ、ひとりひとりお別れのメッセージを読み上げてくれた。うわ~まずい、でも今日は笑顔で別れたいよ、と思ってニコニコ聞いていたら、いつも割とクールな感じの子が涙ぐんでいる姿が目に入った。もうそれでスイッチが入ってしまい、どーっと涙が出てきた。あとはもうぐちゃぐちゃで、涙が止まらず困ってしまった。女の子たちが作ってくれたガラスのパネルもすごく素敵で、みんなのメッセージと一緒に大事な宝物になった。そしてようやくお昼ご飯。好きなものをお皿に持っていくのだけど、酢鶏ではみんな鶏肉ばっかり。味の方はまぁ気に入ってくれた子もいたし、これはちょっと…という子もいた。でもスタッフには好評で、もしかして大人向き料理だったかなぁ。割り箸を配ったので何とか使いこなそうとみんながんばっているのがかわいかった。こんな風にしているともう最後だなんて信じられない。また必ず戻ってくるぞと思いながらみんなの姿を見ていた。最後に私からもお別れの言葉を言って、みんなに小さな贈り物をした。外で記念撮影をして2005年のアルチの活動は終わった。

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