ベレンより

ナザレ祭も終わり、ベレンもクリスマスの雰囲気になってきています☆
エマウスでの近況を報告します。

先日ベングイのエマウスで行われた家族を招いての話し合いには、約50家族の参加があったようです。(ベングイには現在、130家族・270人の子ども達が通っています。)
内容は、虐待や望まれる家族構成について。
エマウスに通っている子どもたちの多くの家族構成が、

母―子・おば―子・祖母―子、親が再婚を繰り返し他人の大人―子という家族構成だそうです。
子育てをするのに厳しい家族構成であったり、子どもが危険な環境におかれたりするリスクがとても高まるパターンの家族構成だということを、保護者の方には子どもの成長にとってあるべき親の姿を考えさせられる機会になった話し合いだったのではないかと思います。親が再婚を繰り返し他人の大人と暮らす子どもは、家庭内暴力・性的暴力にあうことも多く、特に女の子は家にいることが危険であることも多いと話してくれました。

11月5日には、ベングイのエマウスから歩いて15分程のところにある学校で交流会がありました。年に何度も交流会をしているようで、今回は、学校の子どもたちは、昔話の劇ごっこ・暗記した詩やお話を、エマウスの子どもたちは、午前にダンス・午後に人形劇の発表をお互いにしました。この学校には、エマウスに通っている子どもも数名通っています。ダンスの子どもたちは、中学生の女の子を中心に練習してきた新作を発表しました。
踊るには場所が狭かったのですが、自分たちで臨機応変になんとかして発表をこなし、後で笑い話にしながら話している姿を見ると彼女たちがたくましくみえました。低学年の子ども達も、お姉さんたちのアイコンタクトにしっかりついていっていました。
人形劇は中学生の男の子たちが発表しました。エマウス出発時間には男の子二人しか来ていませんでしたが、出発前まで人形の調整を念入りにし、二人でも2演目を発表できるように準備していました。学校に着いて子ども達の発表を見ていると、他の男の子たちもやってきて、揃ったメンバーで、2演目の発表の組み合わせ、動きや自己紹介などを臨機応変に上手にそれぞれこなし無事発表することができました。音楽に合わせてペットボトルで作った人形を動かし、ダンスするこの演目の人形の動きがとても魅力的で、学校の子どもたちも見入っていました。彼らは何度も発表を経験してきているということで、演目は見応えもあり、場慣れもしていました。この発表が終わった後、見に来ていた保護者からエマウスの活動についての質問があり、後日エマウスへ見学に来ることになりました。このような点でもとても大切な交流だと感じました。

11月7日には、多くの日系人の方々が入居されている厚生ホーム(老人ホーム)のお祭りがあり、このお祭りにジュルーナスのエマウスに通う子どもたち・かおりちゃんの楽器演奏と和太鼓のコラボレーションと、ダンス(カリンボー)の発表、そして、ベングイの保護者の方の作品販売(小物入れ、ノート、アクセサリー、鞄など)がありました。

まだまだ報告したいことがあるのですがまた次回に!
Maiko

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