日本紹介

今日は、女子中学生モモコが話しているという設定で作った資料を使って、日本の学校生活について話をした。中学生なのに恋人がいなくてキスもまだという話への反応が大きいので、じゃあみんなは?と聞いてみたら、12歳でも恋人はいるし、ファーストキスも11歳とか13歳と早い。こっちの子は早熟だからなー。校則で化粧、ピアス、アクセサリー、毛染めが禁止されていることには驚いていた。ブラジルでは校則と言っても制服を着ることだけらしい。そして何と言っても、毎日生徒が学校の掃除することには一番びっくりしていた。ある子は「もし私が日本にいたら逃げ出すと思うなー」なんて言っていた。日本では子どもはみな学校に行き、親が働いてお金を稼ぎ、両親と暮らしている場合が多い、ということさえもブラジルとは対照的なこととして取り上げられるのは興味深かった。
その後ナザレがブラジルの教育事情を説明してくれた。公立校では各生徒に教科書は行き渡らず、先生がコピーしたものを(しかも有料で)配るそうだ。あるいはクラスでお金を集めて、40人で1冊買って使ったりするとか…。公立校で勉強するのはすごく大変で、そこから大学まで進むというのはかなり難しいらしい。またブラジルは文盲率の高さが大きな問題だという。貧しい家では子どもの頃からずっと働かなくてはならず、学校に通うことができなかったため、大人になってから小学校に行く人も多いという。
今日は午後のアルチにも参加。2時前にやって来た子はルシアに向かって機関銃のようにだーっと話し始めた。同居しているいとこが泥棒で捕まったらしく、家に警察が来て、その子まで連れて行かれ、いろいろ聞かれたらしい。何も知らないからすぐ解放されたけど、それにしてもショックな話だ。彼女はおばさんといとこ達とJurunas地区に住んでいるのだが、夜はずっとピストルの音が聞こえ、酔っ払い、喧嘩、泥棒etc.とひどいらしい。しかも危ないのは夜だけでなく1日中だという。ルシアいわく、週末にはいろんなことが起こるのでこうやって週の初め(火曜日)にはみんなその報告で話すことがいっぱいたまっているらしい。父親が母親に暴力をふるって母親が逃げ出したという話をしている子もいた。みんなそれぞれに問題を抱えている。

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