エマウス便り

。。続き。。。
アルチの少女達はおしゃれです。
ただ、ちょっと露出気味の格好が好きなようで、Luciaは少女達にもう少し落ち着いた服装をしてくれるよう望んでいます。私の目には小麦色やチョコレート色の肌とスラッとした容姿。。。どうしてこうもプロポーションが良いのでしょう!!羨ましいです。。。にとてもよく似合っていて、様々な形のピアス、ブレスレットをキラキラさせて見ていて楽しいです。ただ、気になるのは”ヘソピアス”。どうしてこんなものが好きなのでしょう??
私もSala de Boneca(人形リサイクル教室)に参加しています。
手足の取れた人形に手足を探して付けてから、汚れを洗って、洋服を着せます。洋服はハギレから手縫いで作ります。ボタンを付けたり、スパンコールを縫い付けたり、工夫しながら仕上げていきます。
ある時、ハギレの中の生地を探していたLaisaに、可愛い柄の生地を見つけた私が「これはどう?」と差し出したら、「Nao」と断られました。Laisaが選んだのはジーンズの生地とそれ合う渋目の色合いの生地でした。13歳のLaisaも、たとえ人形の洋服とはいえお洒落に対するこだわりを持っていました。
さて、前半の部分で大雨による冠水被害について書きましたが、エマウスからの帰り道で実際に私達が経験した洪水とも言える道路状況についてお知らせします。
バケツの水を空からぶちまけたような大雨が長時間降ると、あちらこちらが池のようになります。
ある日のエマウスもそうでした。庭一面に広がる水溜りの上に渡してくれた梯子の上を綱渡りしながら、アルチの建物から門の前まで辿り着き、外に出ました。
アルチの前のドブ川は喫水線すれすれまで水がきてきます。真っ黒な色をしているこの川が溢れ出たら大変です。エマウス前の道は一部分で川の水が上がってきていました。そこで被害を免れている方の道を通って大通りに出ました。
Lucia,Elisangela,Marisa,まい子さんと私達は帰宅方向に向かって水溜りを避けながら歩を進めました。ところが、しばらく行くと前方が道路全域に渡って冠水状態です。そこで、一本手前で曲がって歩いていくと、また道路が水の中に消えています。そこで、また曲がって。。。こんなことを続けながら、陸地の残っている道路を辿り続けましたが。。。ついに、どうしても冠水道路を突破しなければならない状況に追い込まれました。
道路全体が水の中に埋没し、20cm位の深さがあります。ここで注意が必要なことは、歩道及び歩道と車道が接している部分は歩かないこと。歩道の陥没とか排水用の穴に足をとられて怪我する危険があります。前に歩いている人の後をついて歩いていくと安全です。
そして、家に着いたらすぐに水に浸かった足をよく洗い、アルコールで消毒します。
これらはLuciaや他のブラジル人の人達から教えてもらいました。
これからエマウスに来られる方の参考になればと思います。
4月も終わり、今日は5月3日。
5月7日には日本から万珠沙華がエマウス・ジュルナス(アルチのあるエマウス)を親善訪問にみえます。万珠沙華は海外の恵まれない子供達に夢を届けたいとボランティアで海外公演活動をしている劇団です。詳しくは http://www.manjushaka.net/top.html にアクセスしてみてください。
5月8日には、劇団がエマウスの子供達を招いて午後3時からNipo-Brasileira会館で公演を予定しています。 
私もこの劇団の舞台を観るのは初めて!とても楽しみです。
エマウス・ジュルナスでは、親善訪問の際の出迎え準備も進んでいます。
アルチでは、劇団員一人一人に手渡す手作りカードを作りました。
劇団員は総勢27人ですが、カードは30枚以上できました。どのカードも捨て難く、カード全部を手渡す予定です。少女達はまい子さんが万珠沙華の名をカタカナ、ひらがな、漢字と3種類で書いた日本語を見よう見真似でカードに書き込みました。中には、万珠沙華のチラシにある団員の写真を見て、早くもお目当ての団員宛てに特別カードを作った子もいます。
7日と8日、どんな一日になるでしょう!!。
どうか雨が降りませんように!と祈りながら心待ちしているところです。
そのご報告は、また次回に。。。。。
     ベレンにて、 ユキエ

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