現地活動報告 第9弾!
HIROKOさんからの現地活動報告、第9弾です。
エマウスのこどもたちを取り巻く環境の深刻な問題についてもふれられています。
考えさせられる内容です。
映画館
夏休みの間は先生達も子供達のためにいろんなアイデアを出します。
寄付されたオモチャをビンゴゲームの景品にして遊んだり、
ネット張ってバレーボールしたり、卓球したりと。
今日は部屋を映画館風にしてビデオを見ます。
10歳以上は映画、10歳以下は短編アニメや短編コント。
ポップコーンとジュースも出ます。
ポップコーン片手に画面を見る子供達の姿は映画館のようです。
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課外授業
今日はエマウスが終わった後に先生に引率してもらい数人の子供達と一緒にカポエイラの練習に行きました。
練習場は普段はバスで一時間なのですが、ベレンの夕方は渋滞がスゴイので二時間かかりました。
着いた先は「カポエイラの家」と呼ばれる場所で、練習も出来るし、皆でご飯やジュース片手に話し合いも出来るのです。
カポエイラの先生は「練習後の会話はとても大事なんだ。」と言われていました。
皆で一緒に夕飯作って、皆で楽しくおかしく話しして、時には踊ったり、カポエイラの話は誰もしません。
上下関係はなくそこには仲の良い友人達の尊敬しあった姿がありました。
そこに子供達も参加。
今週誕生日の人が三人いたので、練習の合間に女の子達がケーキを作っています。
練習の最後に皆で「誕生日おめでとう」を歌ってお祝いします。
練習後はケーキを食べて、ジュース飲んで、会話します。
子供達にとっても私にとっても貴重な体験となりました。
Hiroko
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警察のマーチ
先日警察のマーチがありました。
これ警察のマークです(きっと極悪犯対応のチームと思います)。
「シンボルは銃と死」
ニュースや新聞で
「麻薬のアジト摘発。」
「発砲事件の証人した男性が何者かに殺される。」
「殺人事件があったが誰も何も話さない。」等・・・。
日々の出来事です。
子供達は危ない事が当たり前になっていて、事故現場の肉片が映った動画をご飯を食べながら見れるのです。
ショックでした。事件現場を見ても平気な子供達をつくってしまた環境が悲しくて。
日本では大事件になるような事がこちらでは日常なのです。
子供達は死と隣り合わせの生活を送るしかないのです。
ベレンがいかに危険な場所かを思い知らされるマーチでした。
Hiroko
Filed under: Noticias on 9月 26th, 2012
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