エマウスの活動内容
エマウスを支えるスタッフ
エマウスを支えるスタッフ





 エマウスには、直接子どもとかかわるエデュケーター(教育者:educador/educadora)と、運営サイドの仕事を担当するスタッフがいます。ほとんどのスタッフがベレン生まれ。エマウス設立当初からずっと働いている人、小さな頃からエマウスの活動に関心を持っていた人、大学の社会研修で偶然エマウスを知り、離れられなくなった人・・・。そんなスタッフの横顔を紹介したいと思います。




ハイムンダ・ジ・オリヴェイラ・マシャード(調理師)
活動のきっかけ

児童労働撲滅プログラム(PETI)の奨学金をもらっていたことがあったので

一番大切なもの

神の姿を探すため、好きなことをして働き、尊厳のある収入を得られること

メッセージ
政府がもっと人々や若者や親たちに機会を与えると良いと思います。奨学金だけではなく、雇用機会や、職業訓練コース、仕事への動機付けを与える必要があります。奨学金をもらっていると収入を増やすための努力をしなくなってしまいますし、もらう必要のない人がもらっていたりすることもあります。





オダヴェッチ・アルヴェス・マシエル(看護士)
活動のきっかけ 

 はじめは保健室でボランティアをしていたのですが、三ヵ月後に専従スタッフになりました。エマウスの子どもや若者、コミュニティの人々に薬の処方や注射などの簡単な治療を行なっています。

一番大切なもの 

 職業的にも教育的にも子どもや若者にとても有意義な、エマウスという家族の活動に参加すること

メッセージ
世界から暴力がなくなり、平和が訪れるように





パウロ・リシャルド・コスタ・イ・シルヴァ(カポエイラ講師)

活動のきっかけ 

 昔、エマウスでカポエイラ教室を行なったことがあり、それが縁で、子どもたちと友人のアンドレイアに呼ばれて、カポエイラ教室を担当しています


一番大切なもの 

 教育。なぜならば、それがあれば人は自分の力を活かして人生を送ることができるようになるから

メッセージ
食べ物、愛情、教育が不足することのないように、子どもたちを守りましょう






アナ・ルシア・ゴメス(教育者・コーディネーター)

活動のきっかけ 

 エマウス・キャンペーンにボランティアとして参加したのが始まりです。この仕事の目的に共感し、長い間ボランティアとして関わってきました。その後、子どもたちのグループの教育者として招かれました

一番大切なもの  家族、仕事、健康、尊厳

メッセージ
すべての人々が人間として生きる権利を持てるように
すべての子どもたちと若者が、普遍的な権利を手にし、尊厳を持って生きられるように






ジョアン・パウロ・ホッシャ・ジ・コスタ
サンブラス地区、ジュルーナス地区担当社会教育者)

活動のきっかけ 

 「コンキスタンド・ア・ヴィーダ(Conquistando a Vida:人生をかち取る)」プログラムの社会教育者・芸術教育者として、レプブリカのサンブラス地区担当として呼ばれました。

一番大切なもの  

 子どもたち、若者たち、そして彼らの家族と一緒に学び、教えることができる可能性。よりよく生きるという希望を人々に伝え、あまり幸運を得ることなく権利を持ちえていない人々が幸せを信じられるようになること。

メッセージ
子どもの目で世界を見てみましょう!
「子どものようにならなければ、神の国には入れない」(イエス・キリスト)
「子どもの歴史は、排除されてきた人々の歴史である」

 (ウォルター・ベンジャミン)






ナザレ・テイシェイラ(社会教育者/アルチ・ジ・ヴィヴェール)

活動のきっかけ 

 路上で暮らす状況にある子どもと青年のための社会教育の活動を、教育学的な方法で行ないたいという思いから

一番大切なもの  

 社会的・教育的なプロセスから、真実を明らかにする可能性と尊厳をきちんと与えられた子どもや若者とともに、愛情・調和の関係を作ること。それは学ぶ人々(educando/educanda)の自律のプロセスを確立する方法です。

メッセージ
世界平和への道は、尊厳の可能性にあります。尊厳を築くために、違いを認めあい平等を求めましょう。すべての人に平和がありますように。






テルマ・スエーリ・ペーニャ・ジ・ブルット(レプブリカボランティア)

活動のきっかけ  エマウスのプロジェクトの目的に共感したので

一番大切なもの  生きることを大切にすること

メッセージ
ブラジルの子どもたちを一人の市民としてみつめてください






アンジェラ・マリア・シウヴァ・サントス(路上社会教育者)

活動のきっかけ

 1994年からアルチ・ジ・ヴィヴェールの生徒としてエマウスに参加し、今はスタッフとして働いています。


一番大切なもの  

 権利のためのたたかいを通じて、私たちは直接的にも間接的にも、市民の形成に貢献しているのだということを知ること。


メッセージ
「人間にとって一番大切なことは、自分自身の人生を歩むことであり、自分の持つ潜在力を引き出すことである。努力から生まれるもっとも重要なものとは、あなた自身のパーソナリティーである」(エーリッヒ・フロム)






アレキサンドラ・ペルラ・ナシメント・ドス・サントス(路上教育者)

活動のきっかけ 

 バレイロ地区の「ファゼール・オウトロ・ボニート(Fazer outro bonito)」というレプブリカで始まったプロジェクトに若者たちと一緒に参加していました。今はレプブリカで教育者として働いています。


一番大切なもの 

 子どもと若者が自分自身の歴史の主役となり、尊厳のある権利を手にするために貢献できること


メッセージ
 子どもと若者はすべての人の責任であり、私たちは彼ら/彼女たちがより公正な未来を手にすることができるように貢献するべきなのです。



ハイムンダ・クレウザ・コスタ・フェレイラ(路上社会教育者)

活動のきっかけ 

 この地域で暮らす若者に対して人権に関する研修を行なっていた人権ウォッチ・プロジェクト(Human Rights Watch - Observatorio dos Direitos Humanos)のプロジェクトに参加していた時、調査を行なっていた若者たちと一緒に活動をしていました。それをきっかけとして、今は「コンキスタンド・ア・ヴィーダ(Conquistando a Vida:人生をかち取る)」プログラムの教育者として働いています。


一番大切なもの 

 生きるということからの日々の学び。他の日と同じ日というものは決してありえず、それは子どもと若者が自分自身を出発点として現実を変革するための権利について、彼ら/彼女たちから聞く話を通じて行なう意識化の挑戦を意味しています。


メッセージ
 共に生きている人々の生活を変え、人生の学びのために働き、そして楽しみましょう。そうすれば、あなたの周りから世界が変わっていくのがわかります。






マリーザ・ピニェイロ(ソーシャルワーカー)

活動のきっかけ 

 子どもと若者の権利が尊厳をもって守られる世界の構築に貢献できるのではないかと思ったので


一番大切なもの  家族、仕事

メッセージ
 子どもと若者の居場所が、学校であり、家庭であり、地域社会であるように、私たちはたたかう必要があります。

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